結膜下出血

結膜下出血について

結膜下出血とは

結膜とは、白目の表面を覆っている粘膜のことをいい、大小の血管が多数存在しています。       
結膜(白目)の小さい血管が破れて出血したもので、白目部分が赤く染まります。
程度は様々で、小さな点状のものから斑状、時には眼球結膜全体をおおう広範なものもあります。
また、血腫を作ることもあります。
結膜下の出血では、眼球内部に血液が入ることはなく視力の低下の心配もありません。
(出血と充血のちがい:出血は血管が破れて血液が出たもので血管の走行は見えませんが、充血は細い血管が拡張した状態をいいます。) 

原因

原因は様々で不明な場合も多く、思い当たる誘因がなくても出血します。
①眼局所のもの;外傷や手術、炎症(ウイルス性結膜炎に伴うもの)、結膜弛緩など
②全身性のもの;出血性血液疾患(血小板減少性紫斑病、白血病など)、循環器系疾患(高血圧など)代謝性疾患(糖尿病など)、代償性出血(代償性月経)、急性熱性疾患(マラリア、コレラ、インフルエンザ、麻疹など)腎透析や抗凝固療法など
③原因不明のもの;誘因として考えられるのは、嘔吐や咳、くしゃみなど急激に静脈のうっ滞が起こる状態です。

治療方法

出血自体は軽度であれば、1~2週間ほどで自然に吸収されることが多いのです。
出血量が多い場合は時間がかかることもありますが、必ず出血は吸収されます。
多くの場合、出血は放置しておいてかまいませんが、次の場合は眼科を受診してください。

* 眼外傷を受けた場合
* 出血以外に痛みやかゆみ、眼脂を伴う場合
* ひんぱんに出血をくりかえす場合

くりかえし出血がおこる場合は、全身的な疾患(高血圧や糖尿病、貧血、白血病、紫斑病など)も疑われますので内科を受診していただくことがあります。

上記に当てはまる場合や心配な時は、念のために眼科で診察を受けましょう。

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